デビューのきっかけ
きっかけは洋楽を買おうと入ったバーレーンの音楽ショップ。店員さんにずらりと並んだアラブ音楽のテープの中からお薦めを数本選んでもらった。家に帰って聴いてみたところ、耳に馴染みやすいメロディーが結構気に入り、それ以来
アラブ諸国を訪れる度に店員さんにいくつか選んでもらう形で徐々にアラブポップスに親しんで行ったけど、今ではちゃんと自分で選んでます、ハイ。ドバイのヴァージンメガストアでCD70枚もまとめ買い(気がついたらそんな量になってた)した時は 帰りに寄った台北の空港で業者と間違えられた〜 最近はアメリカの通販も活用。
アラブ音楽は絶叫するより情感こめて歌い上げるタイプが多く、歌詞さえ日本語なら演歌?と思える歌も。記念すべき"最初の歌手"がサウジアラビアのAbdul Majeed Abdullahだった影響もあって、今でも湾岸系の音楽は大好き。同じく大好きなレバノン系ポップスと比べるとリズムも歌詞もちょっと古めかしいんだけど、それがまた湾岸ポップスの魅力と思う。
ロタナTV
最近の湾岸ポップスの悲しい傾向としてはロタナTV(アラブ版MTV)でビジュアル的に大攻勢をかける若いレバノンやエジプト人歌手に対抗してか、一部の湾岸男性歌手達が民族衣装を脱ぎ捨て、全然似合わないジーンズ穿いて無理めの恋愛物クリップを流している事。湾岸の"大人系"歌手達にはビジュアル面より歌唱力、重みのある歌詞とメロディーその物で勝負して欲しいんだけどなぁ。これも時代の流れ?
国民皆エンターテイナー
「レバノン人はみんなエンターティナー、他のアラブ人はみんなリスナー」って冗談があるほどレバノン人歌手はテレビでよく見る。レバノン人はアラブというより地中海的、キリスト教徒が多いせいかナイトクラブやお酒も解禁で、多分アラビア語圏の中で一番開放的な国なのでは。そんな自由な土壌だから のどに自慢のある人は芸能の道に入りやすいのかなぁ。大雑把な印象だけど、今どきのレバノン・ポップスは洋楽に近くてアラブ音楽を聴いた事ない人にもおススメ。
レバノンとシリアは美人の宝庫なので(何もしなくてもキレイなのにハイレベルな競争してるのか レバノンでは整形がさかん)ベイルート発の女性歌手の美人比率は当然高く、目も耳も楽しめる。露出や演出が過激で時々ドキッとするけど。
コンサート初体験
湾岸諸国では冬場にコンサートが数多く開かれ、特に国をあげての"お祭り月"は文化・芸能行事がもりだくさんで アラブ中の人気歌手がまさに日替わりメニューでステージに立つ。アラブで面白いなぁ、と思うのはステージにオーケストラのような堂々とした楽隊(間違ってもエレキギターはありえない)を従えたコンサートが多い事。さらにレバノンでは歌手の後ろに際どいドレス姿の美人ダンサー達が(ディスコのようなお立ち台も!)が登場したりして観客をハイにする。
私はクウェートで運よく2夜続けてコンサートに行く事ができた。夜8時から3時まで5時間も続くコンサート、私はスタミナ切れで12時に退散したけどとても楽しかった。でもMohamed
Abdoのステージの途中で居眠りしたのは私です、ゴメンなさい。
放送に「待った!」
クウェート人女性歌手のGharamは写真のようにレバノン人歌手並みのセクシー路線。でも彼女の音楽クリップは服も内容も過激過ぎてクウェートでは放送禁止になったそうです。ヒット曲もまだ無いようで、これからどうするのかな?
アラブ音楽をチェックするおススめのサイトはhttp://www.6arab.com/です。ダウンロードもスムーズ、もちろん太っ腹のアラブだから最新曲も無料。難点は英語バージョンが只今工事中って事ですが、アラビア語が読めない人でもアイコンや歌手の顔写真(美形だと得?)で何とかなると思います。
そして今日も流れるアラブ音楽 ARAB MUSIC
MIMIのアラブ音楽CD保有数:303枚
(2010年2月現在)