香りつきシェーラ
ドバイの友人とルネッサンスホテルで夕食後、彼女がふんわりと首に巻いた黒いレースの素適なシェーラ(ヘジャーブと同義)の柄(写真見てね)がとても気になり「すごくお洒落なシェーラね〜 ちょっと見せてもらっていい?」と聞くと、友人はシェーラをするすると外し「これ、あなたにあげるわ」とひと言。えっ?!「そんなー、とんでもない」と私が焦って断ると「気にしないで。私、たくさん持ってるから。ハイ」と私の肩に強い香水の匂いが染み込んだシェーラを掛けてくれた。予想外の展開に戸惑いつつも、彼女のせっかくの厚意をありがたく頂く事にした。
ミス・アラブ・ワールドの栄冠は…
2007年7月25日から2日間、第2回ミス・アラブ・ワールド・コンテストがカイロで開催され、最終選考に残った15ヶ国20人の代表が”完璧なアラブ女性”の座を競った。バーレーン、クウェート、サウジアラビア、モロッコの代表はへジャーブ姿で登場というイスラムの国ならではのミスコン。
主催者の話ではこれはビューティーコンテストではなく、ルックスより聡明さにかなりの重点を置き、もちろん水着審査も無し。でも”美より頭”という審査基準が今ひとつ曖昧で、「いったいビューティーコンテストなのか頭脳競争なのか、それとも何なんだ?」と主催者への非難の声多数だったらしい。出場資格は25歳以下なのにクウェートの代表はなぜか33歳、その為最終選考ではゲスト扱いとなり、これを不服とした彼女は途中で棄権。サウジ女性も途中棄権、という日本じゃあり得ない波乱も…
優勝者はバーレーン大学修士課程で法律を学ぶ25歳のワファ・ジャナーヒさん。写真の通りのスゴイ美人でまさに才色兼備。彼女はバーレーン予選で25人の中から選ばれこのステージに立ったらしい。参加者が少ないのにワファさんのこのレベルの高さ、羨ましい〜 2位はエジプト、3位はレバノンの代表が選ばれた。
眩しいランジェリー
お洒落のアンテナが高い湾岸諸国の女性、さすが、アバーヤもこんなに可愛い! 写真はドバイのモールで見つけたモードなアバーヤ。袖だけでなく後ろにも大振りなピンクの刺繍が施され、品よく、そして豪華な印象。黒にピンクっていけるかも! 同色のシースルーのへジャーブと合わせると一層華やか。私もこんなアバーヤだったら着て歩いてみたい、もちろん日本じゃなくてあちらで…
そしてクリスタル三昧のランジェリー。体に痣や痕ができてしまうのでは、思うのは無粋? 下着といえば、湾岸のある友人は「デートでレストランのファミリールームに直行する際、アバーヤの下にランジェリー(しかも超セクシー)しか着けない格好で行く事がある」と言ってた。あと、彼の前で夜踊る為のヒラヒラしたダンス用の下着も多数持っているらしく、アバーヤ姿の外見とのギャップが…
魔法のようなインド人の職人技
自分サイズのダッラーア(湾岸女性の伝統衣装のドレス)が欲しくて、クウェートでその手のドレス御用達モールAl-Awqaf Complexへ。既製品は縦横ともに私には大き過ぎるからローティーン用のお店で探そうと思ったら、やっぱり子供っぽいデザインしか置いてない。で、仕方なく成人用のお店へ。素敵なドレスをショーウィンドーに飾ったお店がワンフロアに十数軒も並んでいて、目移りしてしまう。結局私が選んだのは写真のショッキングピンクのダッラーアで、レースと刺繍がとても華やか。色違いで白、緑、赤のドレスも。言い値が100ディナール(約4万円)、でも65ディナールまで(約26000円)まで下がった。
試着してみると袖も身頃もやっぱりぶかぶかだったけど、何と一晩で補正してくれると言う。しかも無料で。上から下までびっしり刺繍が入っているのにどうやって補正するんだろう。インド人の技、凄し… ぴったりのサイズになり、パーティーに来て行くのがとても楽しみ! 補正し終わった私のドレスをお店の人が店内に吊るしておいたら、後から入って来たクウェート人のお客がが売り物と思ってしげしげと眺め、「素敵なドレス…」とつぶやいていた。お墨付きもらったようで、何だか嬉しい〜 パーティー用のダッラーア以外にもちょっとお洒落なホームドレスもあり、こちらは30KD(約12000円)〜の値札が付いていた。